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プロジェクトストーリー
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- 世界初の曲がるコンクリート?!GRCプロジェクト

▼G R Cとは
G:Glass Fiber R:Reinforced C:Cementの略称。
コンクリートは圧縮には強く、引張りや曲げには弱い材料です。
その引張りや曲げを鉄筋で補強したものが一般的な鉄筋コンクリートです。
その鉄筋の代わりにガラス繊維で補強したコンクリート製品をG R Cと呼びます。
▼GRCの導入と開発
みなさんは「ありえない」曲がるコンクリートを見たことがあるでしょうか!
GRCは意匠性の高い建築分野で世の中に流通していましたが、
インフラテックでは、いち早く土木分野での活用に取り組んだ結果、
今では日本全国で販売しており、業界ではNo.1のシェアを誇っております。
GRCは薄肉でデザイン性に優れた成形が可能で、鉄筋を必要としないため、
軽量でかつ、人の手で曲がるコンクリートも可能にしました。
▼なぜ取り組んだのか?
従来の鉄筋コンクリート製品は、厚い・重い・大きいが特徴です。
それが利点でもあり欠点でもあり、特に現場への運搬や施工に制約を受けることもありました。
薄肉軽量なGRCを土木製品に活用することで、プレキャストコンクリート製品の可能性が拡がると考えたからです。
・現場加工が容易:部材が薄肉で鉄筋を使用していないので、現場で容易に切断や孔開け等の加工ができます。
・施工性向上:人力で持てるほど軽量なので、施工現場での取り扱いが容易です。
重機が進入できない狭あいな現場でも人力運搬と施工が可能となります。
又、脱枠が不要な残存型枠としての使用など、
これまでのコンクリートの常識を覆す「ありえない」を探求しています。
▼今後の展望:セメントを使用しないコンクリートの開発
現在、CO2排出量の削減を目的として、
セメントを使用しない材料や
配合の開発に取り組んでいます。
コンクリートの主原料であるセメントは、
その製造過程でセメント1トン当たり約770kgものCO2を排出しています。
GRCのCがセメントなので名称をどうしようか・・・
悩んでいますが、地球温暖化対策は悩んでいられません。
環境にやさしい持続可能な脱炭素社会の実現に貢献したいと考えています。